高市首相支持者インタビュー まとめ・考察

 

「政治が国民の生活の言葉で語られる」重要性

●高市支持の最大要因は、「政治が、生活・国民目線に降りてきた」という初めての実感

6名のインタビュー結果から見えてきたのは、「政治が生活の言葉で語られている」という実感と、そこから生まれる共感・信頼・期待である。
これまでは特に支持政党を持たない無党派層であり、政策や方針に賛成・反対の意思を持つ以前に「何を言っているかよくわからない」「どうせ何も変わらない」との諦め意識が強かったが、高市氏の発信により「どこか上の方で自分たちと関係なく行われていた政治」が、「自分たちの生活のことを語っている」ものとして理解できたことから、共感や関心を高めている。
単に「女性初の首相」といったわかりやすい要素からの注目ではなく、初めて「政治が自分たちの生活と繋がっている」と実感できたことが高市支持の最大の要因であり、「もっと高市さんの話を聞いて、自分の生活のこととして政治を考えたい」との意欲を高めた要因となっている。

●政治は、「見るもの」から「関わるもの」へ

意欲の高まりは行動にも現れ、「S N Sで推し活!」「自民党員になる」「政策について省庁サイトに読みにいく」などの能動的な関与が始まっており、次の選挙への参加意向が高まっていることも伺える。
長きに渡った投票率の低さや政治への無関心・諦め意識は、一部言われてきた“日本人の平和ボケ”のみが主要因ではなく、政治が“生活の言葉”で語られてこなかったことが根本的な問題であったと思われる。

●「納得しながら、見届けたい」支持スタイル

高市首相誕生を契機に、高市氏の応援意識や政治への関心を高めてはいるが、今後の政治や生活変化を盲信的に期待しているわけではなく、派閥の論理や野党との関係により「政治=自分たちの生活」が依然として動かない・変わらないことへの懸念も持っている。しかし高市氏や各大臣の発信に興味を持ち、いち生活者として考え関わっていくことで生活を良くしていくことができるのではないかとの期待と共に、「ブレずに、“生活を良くするものとしての政治”を実行していくこと」を応援したい・見届けたいとの意向が見て取れた。

 

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